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SEC(エス・イー・シー)練混ぜ

特 長

8. シリカフューム、石灰石微粉末、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末を
  使用する場合、よく分散してその材料特性を発揮します。

セメントにベンガラを加えて水と練混ぜたペーストの状況を下図に示します。
左図の従来練混ぜ法である一括練混ぜ(NONSEC)では粉体のダマおよび十分拡散していない状況が分かります。
一方、右図の分割練混ぜ(SEC)では粉体はよく分散して均一な状況が分かります。

イメージ:セメントにベンガラを加えて水と練混ぜたペーストの状況

微粉末を混入したコンクリートにSEC練混ぜを行った場合、一次練混ぜ時にセメントペーストが粒子間結合力が最大のキャピラリー状態となり、大きな練混ぜトルクが必要となります。
そのため、粒子間に大きなせん断力が作用するのでセメントと微粉末のダマを破壊し、均等に分散させます。
また、粉体粒子が吸着水膜を共有するキャピラリー状態の強固な混練物を形成します。実際はセメントや微粉末は骨材の周囲の一次水と遭遇して、骨材周面で練混ぜが行われ造殻層を形成する過程で微粉末が混練物に良く分散して、材料特性を効果的に発揮します。

下図にセメント粒子と微粉末の分散状況の概念図を示します。

イメージ:造殻中の微粉末の分散

造殻中の微粉末の分散

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