保有技術
エアレス吹付けシステム
特長
エアレス吹付けシステムとは
- 粉じんが少ない!1mg/m³を容易に達成
- エアレス吹付けシステムは、圧縮空気を使用しないで吹付けるため、発生する粉じんが極めて少なくなります。実トンネルでの実績では、エア吹付けの発生粉じん量の約1/10になり、切り羽後方50mの目標レベルである3mg/m³以下を十分にクリアして1mg/m³程度となりますので、作業環境が改善します。
従って、換気設備の省力化も可能で、工事コストの縮減に繋がります。
また、換気設備の設置が難しい小断面トンネルや坑口から延長100mまで換気設備が設置できない箇所では特に効果を発揮します。
小断面のエア吹付け状況
小断面のエアレス吹付け状況
- はね返りが少ない!13~18%程度
- コンクリートがばらされること無く、最小単位の固まりで投射されるためはね返り量は、従来のエア吹きに比べて少なく、これまでの実験結果では、エア吹付けが25%程度であったものに対してエアレス吹付けシステムでは、平均16%であった実績があります。
- 省エネルギーです!1/3の消費電力
- コンプレッサーの代わりに油圧ユニットを用いるため、吹付け時における消費電力量は、従来のエア吹付けの約1/3程度となります。
- 繊維の配向性が良好です!曲げタフネスが高い
- 繊維混入コンクリートの吹付けでは、繊維がバラけずに投射されることから、繊維の配向性が良好となり、その分、曲げタフネスが向上します。
- メンテナンスが簡単です!部品交換が簡単
- インペラヘッドは簡単に取り外しができます。消耗の状態によりインペラ部、ケーシング部、駆動部のユニット単位でそれぞれ交換できます。
- 騒音が少ない!90db以下
- インペラを高速回転駆動させる油圧ユニットは、従来のエア吹付けで用いるコンプレッサーに比べて静かです。実際に計測した結果では90dB以下でした。
-
吹付け種別 測点 騒音(dB) 10分平均 最大値 エアレス吹付け 5m 88 90 エア吹付け 5m 95 99